2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧
焼山で生まれ育った自分にとって、地元、高尾神社の祭りは子どもの頃、一年で最も待ち遠しい特別な日でした。 今日の"やぶ好き"の原点はあの時代にあると言っても過言ではありません。 そんな私も今や焼山だけでなく、呉市内各地の祭りにすっかり魅せられ、…
今年の宇佐神社の祭りでは、中央区のヨダレや北区のカッパなどについては、我ながらいい写真を撮ることができました。 一方、西区のニグロに関しては、正直、満足のいく写真が撮れたとは思っていません。 もちろんこればかりは、運と技量で決まるので致し方…
押込のやぶと言えば、アカ、シャク、ガッソー。 今年もこれらのやぶを観に、向日原神社の祭りを訪ねる予定を立てていましたが、せっかくならこれまで行ったことのない時間帯を狙おうと、今回は13時過ぎに押込入り。 当然、初めての時間帯なので、どこに行け…
多くの場合、地元の祭りへの愛着は、子どもの頃の原体験から発しています。 私もその一人。 具体的には昨年の記事に余すところなく綴っているので、詳細はそちらに譲るとして、今回は子ども時代の郷愁が今の撮影にどう影響しているのかなどの話を交えながら…
祭りが行われている場所は、何も神社とその周辺だけではありません。 いわゆる「町回り」もそこに暮らす人々が祭りを体感できる貴重な場となっています。 この度、その町回りに的を絞って訪ねたのは、毎年、10月第三日曜日に警固屋の地で開催されている、貴…
初めて訪ねる祭りには、言いようのない高揚感を覚えます。 今回、足を運んだのは、栃原の里に鎮座する竹内神社*1。 毎年、10月第2月曜日の体育の日に例大祭が行われています。 この日、栃原入りしたのは、午後2時頃。 やぶや太鼓が宮入する少し前です。 一足…
どんな世界にも引退は付きもの。 長年、神山の祭りでやぶを務めた山本靖彬さんにも、今秋、そのときが訪れました。 山本さんが初めて面を被ったのは、中学一年生のとき*1。 幼い頃から稚児になるなど、祭りとの関わりは長く、やぶになった初年度も「やっとな…
何にしても歴史を知って観ると、面白さが増します。 祭りも然り。 今年は、夏に「昔の祭り」(亀山神社編)の取材を行っていたので、レンズ越しに見える光景がこちらに向かって語りかけてくるようでした。 さて、10月第二日曜日の始動は朝のお祓いから。 午…
松の緑に 照りはえて 千畳が峯に そびえ立つ えぼしが岩より いや高き 理想を胸に いだきつつ 学びの道に いそしまん 今年3月をもって閉校となった落走小学校の校歌です。 その歴史は、明治36年、安芸郡吉浦村吉浦尋常高等小学校落走分教場として開設された…
10月第一土日とその翌月曜日は、吉浦の蟹祭り。 例大祭が行われる日曜日は、迫力ある「ちょうさい」など見所満載ですが、月曜日も実に個性的な祭りが行われています。 吉浦駅構内の看板には、「後日祭」として「午後五時から」としか書かれていませんが、地…
「大正元年」と書かれた幟の傍らに見える「大屋村」の文字。 この大屋村こそが、現在の天応の町*1です。 星山武士氏提供 その由来となった大屋大川の下流付近に鎮座する田中八幡神社を訪ねました。 お目当ては、10月第一日曜日の例大祭。 何せ100年以上前か…