呉のやぶ

呉の秋祭りのシンボル的存在、「やぶ」の今と昔をお伝えします。

2017-01-01から1年間の記事一覧

呉の秋 百景(2017年版)

秋分の日(9/23)に始まり、文化の日(11/3)に終わる「呉の秋」。 今年も計18ヶ所の祭りを訪ね、"やぶ色"に染まった呉ならではのこの季節を写真に収めました。 一口に"やぶ色"といってもその色は地区によって様々。 そこで今秋の振り返りとして、色彩豊かな…

昔の祭り(宇佐神社編)

はじめに かつて、音戸、倉橋から呉海軍工廠へ通う人たちの乗降で賑わった警固屋の鍋桟橋。 今はもう当時の桟橋係留チェーンと岸壁の石垣が記念の石碑の傍らに残るだけですが、昭和の初期には島嶼部から毎朝、1,700人余りの通勤者がこの場所で降船するなど、…

昔の祭り(大歳神社編)

のどかさや檐端の山の麥畠 明治28年3月、「呉港」と題し、この句を詠んだ俳人、正岡子規は34年の生涯で一度だけ呉を訪れています。 宇品で乗船した子規が最初に着いた場所は、当時の「呉の玄関」、川原石港でした。 その川原石を一望する、かつて「城山」*1…